ニキビができやすい部分は、皮脂分泌が活発な顔や胸元、背中などです。まず、それらの箇所の皮脂分泌が活発となり、脂性になることからはじまります。
皮脂の分泌が活発になる原因は下記のようなものがあります。
成長ホルモンの影響
思春期になると分泌が増え、それにより特にTゾーンの皮脂分泌が増え、ニキビができやすくなります。
男性ホルモンの影響
思春期になると、特に男性に多く分泌されるのが男性ホルモンですが、女性にも少なからず分泌されています。また、大人になってからはストレスなどにより分泌が高まり、女性のニキビの大きな原因となっています。男性ホルモンは、皮脂分泌を活発にさせ、その上皮膚の角化を促す働きがあります。
ストレス
過度の緊張、疲労、睡眠不足によって自律神経に変調をきたすようになります。すると緊張をつかさどる交感神経とリラックス状態をつかさどる副交感神経のバランスが崩れます。バランスが崩れると、脳下垂体から副腎皮質ホルモンが多量に分泌され、副腎皮質からの男性ホルモンの分泌が高まり、皮脂の分泌が高まってしまいます。
黄体ホルモンの影響
黄体ホルモンは、皮脂分泌の作用がありますが、生理前は、この黄体ホルモンの分泌によって、ニキビができやすくなり、すでにできているニキビも悪化しやすくなります。