UVとは、紫外線のことで、太陽の光に含まれている光線です。
地球上に届いている太陽の光のうちの半分は、私達が見ることのできる可視光線、45パーセントは暖かさを感じる赤外線、残りの5パーセントが紫外線=UVです。
紫外線=UVには、UVA、UVB、UVCという3種類がありますが、このうち地上まで届いて、私達の生活に影響を与えているのはUVAとUVBです。
可視光線や赤外線に比べて、波長が短いUVの中で、最も長い波長をもつUVAは、陽射しの強い夏場だけではなく、1年中私達の肌や髪に影響を与えています。
日常的に太陽光にさらされる仕事についている人に、深いしわが刻まれるのは、UVAによって、肌の内部にある繊維質の細胞が破壊されてしまうからです。
UVBは、春ごろから秋までの間に降り注ぎ、人間の体内に侵入して、細胞を破壊し、日焼けをおこし、シミやシワの原因となったり、遺伝子を変質させ、発ガンの原因になったりします。
紫外線量が最も多くなるのは6月で9月までは、常に紫外線が降り注いでおり、快晴の日はもちろんのこと、雨の日でも快晴の日の30パーセント、曇りの日には、50%程度の紫外線の照射量があります。
また、夏に比べるともちろん少ないですが、冬でも晴れの日は紫外線決して少なくないです。
紫外線の影響は、日焼けのようにすぐ目に見える現象もありますが、もっと怖いのは、体内に蓄積されていく紫外線の影響です。
紫外線から受ける悪影響を少しでも減らすためには、紫外線を浴びないように工夫すること、紫外線を浴びてしまったら、スキンケア、ヘアケアをすることが大切です。
キューテイクルとは、髪の毛の表面を覆っている魚のうろこのような形状をした細胞のことで、外部から受ける刺激が髪の毛の内部に浸透させないという働きをしています。
キューテイクルが傷んで、ウロコのようになっている層の隙間が空いてしまうと、外部からの刺激が髪の内部に浸透して、髪の毛がダメージを受けてしまいます。