こんにちは。
BASSA石神井公園サロンディレクター磯崎です。
最近ブログを見られる機会が増えてきました。本当にありがたいです。
特に以前書かせて頂いた酸熱トリートメントについての記事ですが、なかなかご好評をいただいております。
まだの方は是非ご覧ください!こちらです→https://www.idea-nov.co.jp/blog/p53562/←
では早速、今日はカラーについてのお話です。
皆さん、美容室で希望の色にならなかったこと、一度は経験ありませんか??希望の色にならず、結局いつも同じ色、、、みたいなことです。
もしかしたら最近はカラー剤の進歩もあり、以前よりはこうしたことは減っているかもしれません。
しかし美容師とお客様との間で色のイメージがずれやすいのもまた事実。
そこで私から皆さんにお話ししたい内容は、カラーで1番考えなくてはならないメラニンについてです!!
メラニンってなに?
ざっくり説明します。メラニン、簡単に言うと髪の持つ色素です。多くは赤メラニン、黄メラニンに分類できます。
赤が多いと髪が黒く見え、黄が多いとブロンドっぽく見えがちです。したがって日本人の多くは前者に分類されます。
ヘアカラーにおけるメラニン
ヘアカラー剤には少なからずブリーチが含まれています。そのブリーチが赤メラニンを壊していくことで、明るくかつ希望の色に近づいていくイメージです。
赤メラニンが壊されていく過程で、黒褐色~褐色(オレンジ)~黄色~黄白色~白といった形で変化していきます。
さてここからが重要です!!!
カラーの染まり方をイメージしてみよう!
具体例として、例えばキレイなアッシュグレーに染めたい場合。
イメージしてみてください。黒褐色~褐色(オレンジ)~黄色~黄白色~白の画用紙が並んでいるとします。どの画用紙にアッシュグレーのクレヨンの色が乗りそうですか?
とても黒に色が入るイメージは出来ないですよね?逆に、黄色くらい色が薄めの画用紙にならアッシュグレー、乗りそうな気がしませんか?
ここで大事なのは、クレヨンの色(ヘアカラー)が出る画用紙(メラニン)なのかという事です。
この感覚がポイントなんです!!
お客様の希望色、明るさと今のメラニン状態とのずれを知ることがカラーで失敗しないコツです!
オーダーの仕方
ここまででなんとなくメラニンのことは理解出来てきましたか??では、次は実際美容室でどのように頼めばいいのかです。
この一言でオーダーのしやすさが変わります。
『この色にしたいです!』の前に、『私の髪って何色が出やすいですか?』です。
この質問をすると、ほぼ100%美容師さんが髪を見て診断をしてくれるかと思います。そこから『この色にしたいです!』の質問をすると、そのための工程をしっかり教えてくれます。
例えばで言うと、ブリーチで黄色までメラニンを持っていく、何回かカラーを重ねて作っていくなどです。逆に、メラニンが黒に近い状態で出ない色は一度では難しいなどを最初にはっきり伝えてもらった方が親切だったりしますよね。
ここまで話せれば失敗はかなり少なくなると思います。
基本的に美容師さんは、専門分野を聞かれると嬉しいので絶対に話してくれます(笑)
最後にこちら
↑ちなみにこちらのお客様、希望は明るすぎずにグレージュっぽく!でした。
メラニンの話をして、10トーンまで明るくして、赤みをなるべく消して黄みも出ないようにしています。特別配合です。
ぜひカラーについてご相談ください。
以上、簡単ですがメラニンの話についてです。
皆様のお役に立てれば幸いです。
サロンディレクター 磯崎貴志
BASSA石神井公園店
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